長期投資家・白蜜の思考回路

投資メインで政治からゲームまで、なんでもアリな雑食ブログ

【竹中平蔵】「日本には五輪をやる責任がある」について解説します【新型コロナ】

こんばんは、白蜜(しろみつ)です。

 

本日(R3.6.6)放送の「そこまで言って委員会NP」での竹中平蔵先生の発言が炎上して、Yahooニュースのトップページにも表示される騒ぎになっていて、とても面白いので解説します 笑

 

 

問題となっている竹中先生の発言の要旨は以下の通り。

 

「尾身会長の五輪に対する発言は明らかに越権行為。彼には五輪の開催を中止する権限はない。国会で分科会会長として発言することが問題であり、個人の意見であれば別の場で一個人として発言すればよい。」→①

 

「五輪は日本のイベントではなく、世界のイベント。日本の国内事情で中止するなんてありえない。」→②

 

「民意はよく間違える。1回目の緊急事態宣言を出す前の世論調査で『政府に緊急事態宣言をする権限を与えることに賛成か?』との質問に対して、ほとんどの人が『反対(権限を持たせたくない)』と答えたが、今は『もっと強い対策をしろ!』と言う。全く論理的でない。民意は間違える、というか民意は移ろいやすい。」→③

 

 

まともな神経と頭脳を持っている人には解説するまでもないことですが、ひとことずつ解説をつけていきます。

 

 

【解説】

①全くその通り。何も間違っていない。

 これは竹中先生の意見を表明しているのではなく、社会人としての常識を述べているだけ。

 

 分科会会長としての発言と個人の意見の表明との区別ができていない。

 おそらく意図的に区別をせずに発言したと思われる。

 極めて悪質。

 

②これもただの事実、というか社会の常識。

 国際的な約束を日本国内の身勝手な事情で反故にしていいわけがない。

 しかも日本の感染状況を見ると、感染者数(陽性者数)がとても少ない。

 この数字を提示して「日本は感染が拡大してます」と言っても、海外の人は誰も信じてくれないだろう。

 

 要は日本の感染状況は「さざ波」なのである。

 

③これもただの事実を述べただけ。

 世論がよく間違えるのは当たり前の事実。

 もし世論が間違えないのなら重要な法案や政策の決定は全て世論調査により行えばよい。

 世論がよく間違える(むしろ間違う方が多い)からこそ、大統領制や議会制民主主義という制度があるのだ。

 

 

【まとめ】

つまり、竹中先生は社会の常識や当たり前の事実を述べているだけでした。

 

「アンチ竹中」の人たちが、内容を理解しようとせず脊髄反射的に炎上させているだけですね。

竹中先生はこれを見て、楽しんでいることと思います。

 

僕も見ていて「またバカが騒いでるなwww」って感じで面白かったです。