こんばんは、白蜜(しろみつ)です。
普段、ほとんどテレビを見ない僕ですが、昨日はたまたまテレビをつけたら「Mr.サンデー」が放送中でした。
その中で、神戸大学教授の岩田さんという方が橋下さんと議論していましたが、岩田さんは現実を直視しない方なので議論がかみ合っていなかった件についてすこし説明します。
【注意】
岩田さんの意見があまりに酷いので最後までは見ませんでした。
なので、岩田さんが番組の最後にとてもいい事を言っていたのなら、その部分は見ていないのでご了承ください。
1.岩田さんの意見
ロックダウンに劇的な効果があることは論文で証明されている。だから日本もロックダウンをやるべき。
(後に、橋下さんの指摘を受けて「他の政策との組み合わせでやるべきだと初めから言っている」と修正。)
2.橋下さんの意見
ロックダウンに一定の効果があることは認めるが、デメリットもある。ロックダウンにどの程度の効果があって、どんなデメリットがあるのかちゃんと両方を専門家が説明しないから話が進まない。
(岩田さんは「効果はとても大きい。論文読め。」の一点張りで橋下さんの質問には回答せず。)
3.問題点
そもそも人口と比較した感染者数で見ると、日本と先進国の中で最も少ない。
つまり感染の抑え込みには成功している。
日本の問題点は医療を提供する側のキャパシティが異常に少ないこと。
つまり病院がコロナ患者を拒否すること。
日本医師会や日本病院会は色々な理由をつけてコロナ用の病床を増やすことを拒否しているが、諸外国では日本の数倍以上の患者がいても何とか受け入れている。
つまり…感染症に関して言えば
日本の医療レベルはとても低い
ということなのです。
ベッドは余っている、医療機器もたくさんある、だけど医療従事者が対応できないから患者を受け入れることができない。
その理由は、日本医師会等の業界利権団体が救急病院の拡充よりも自分たちが楽して利権にありつく方を選び続けてきたから。
医師数が少ないのも、医師会の圧力により医学部の定員を増やすことができなかったから。
もし国民に過度の我慢を強いるなら、上記のような点について医師会が正式に謝罪し、「日本の医療レベルが低いので多くの患者を診ることができません。だから、国民のみなさん、我慢してください。」とお願いするべきなのです。
4.岩田教授の問題点
通常、論文等により明らかにされる事実は世の中で起こっている事実のある一面を切り取って分析をしたものです。
その切り取り方を誤ったために事実と違う結果が導き出された場合は、論文での結論が間違っていたのではないか、別の切り取り方をすべきなのではないかと考えて論文を修正するものです。それが真っ当な研究者の在り方である。この点について、異論を挟む余地はほとんどないと思います。
論文が絶対なのではなく、世の中で起こっている事実が絶対なのです。
しかし岩田教授はNatureやScienceに掲載された論文の内容が絶対であり、それと矛盾した事実が世の中にあることについては完全に無視しています。
いわゆる「象牙の塔に籠った研究者」と言えると思います。
5.最後に
そもそも学問的に正しいと言うことと、実際の政策として何を行うべきかということとは全く別の問題です。
政策について議論をするTV番組に、象牙の塔に籠った研究者を読んで話をさせるということ自体が間違いだと僕は思います。
医療関係者は自らの保身と自分たちの利権の維持とを考えて、とにかく外に出るな!と言います。
しかし、日本の問題点は医療のレベルが低く、それによってキャパシティが少ない状態であることです。
そこを認めないで一方的に大多数の国民に対して不利益を強いるから国民の理解が進まないのだと思います。
まずは強大な権力を保持し続けてきた医師会の思惑により、日本の医療レベルは低いままであり医療従事者の数も少ないのだという事実を直視し、国民に謝罪すること。
そこから始めないとコロナ問題は正しい報告へ向かいません。
そして、コロナ禍が終息した後には医療界の改革が不可避であることを最後に指摘しておきたいと思います。
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。