こんばんは、白蜜(しろみつ)です。
さて…参院選の結果がでましたね。
このブログは投資家として書いているものなので、いままで政治についてはあまり積極的に書かないようにしてきました。
X(旧Twitter)ではガンガン発言してましたけどw
ていうか、僕のXはほとんど誰も見てませんから笑
それでも最近は日本が危険な方向に進んでいる気がするので、長期投資家としての冷静な視点をなるべく維持しながら、簡単ではありますが僕の意見を少しずつ書いていこうと思います。
今回の選挙結果としては…
・参政党、国民民主が躍進
・自公敗北と言われているが、思ったほど負けなかったなという印象
・立憲、維新は伸び悩み
・共産、社民は厳しい結果に
と言う感じでしょうか。
●参政党
今は極右とかファシズムとか言われてますが、結党当初はむしろ極左的だった。最初の頃の印象は「甘く味付けした、れいわ新選組」って感じだった。
その時、その時で流行っている意見を声高に叫ぶ政党というのが本質だと思います。
民衆を扇動するのがめちゃくちゃ上手いのが神谷氏。
乱暴な言い方をすれば「信念のない橋下徹さん」かな?
●国民民主党
基礎控除や給与所得控除について問題提起をしたことについては、僕はとても高く評価しています。
しかしその後の与党との交渉のやり方があまりにも酷すぎた。
少数与党であるのをいいことに次から次へと要望の後出し。
あれでは交渉の体をなしていない。
言ってることもコロコロ変わって信用できない人たちだなという印象。
信念がない風見鶏という点で、僕の中では参政党とほぼ同じ評価です。
ファシズム的要素が参政党に比べて少し希薄かな、というのが違い。
それでも最近は人種差別的な政策を訴えることが増えた。残念。
●日本維新の会
吉村代表が「社会保険料引き下げ」を看板政策にした時に、参院選であまり伸びないだろうなという感触はありました。
しかし、同時に「やはり吉村さんは信用に値する人だ」と感じました。
ただ党勢を拡大するだけなら、とりあえず減税減税と叫んでおけば良かった。
でも「不人気であっても日本に必要な改革を訴え続ける。それが真の改革政党である日本維新の会のあるべき姿だ」という主張はとても真っ当であり、もっと称賛されるべき政党の在り方でした。
残念なのは国会議員に人材が少ないこと。馬場前代表の時代にあまりにも姿勢がぶれすぎたこと。
それでも大阪をどん底から救った維新の功績を僕は高く評価してるし、まだまだ応援し続けたいと思う。
●自民党
思ったより負けなかったな。ギリギリで踏みとどまったなという印象。
岸田、石破。この2人の総理大臣は旧安倍派の政治資金問題をうまく処理しきれなかったのが痛かった。そして、日本にとっては外交のスペシャリスト(岸田)、安保のスペシャリスト(石破)という今の時代になくてはならない人材を活かしきれなかった。
【まとめ】
立憲の野田さんが「民意が石破政権に明確にNOを突き付けた」と言っていたが、もっとも多くの票を得たのは自由民主党であり、議席数で見ても状況は同じ。
結果として比較第一党はいまだに自民党であるし、立憲民主党もあまり議席を伸ばせていない。
現時点で民意を解釈するとすれば「自公中心の政権が良い。ただ、もっとがんばってくれよ。」という感じではないでしょうか。
マスメディアや与党の一部、そして野党からは石破さんの辞任を求める声が出ているが、今日の時点で辞任なんてありえない。
まず、辞任を発表してしまうと、約10日後に期限が迫っている米国との交渉が完全に止まってしまう。辞任を要求している人たちは米国の高関税をそのまま受け入れることを是とするのか。日本の基幹産業である自動車産業が大打撃を被る状況を指を咥えて眺めていたいのか。…と僕は思います。
交渉期限当日である8月1日に臨時国会を召集する予定のようですから、そこで辞任をするのではないかと思います。もしくは、自民党内の情勢次第ですが、続投という可能性もあり得ると思ってます。
野党は首相候補を一本化できず、少数与党である現状で自民党総裁に名乗りを上げる人がどれだけいるのか不透明な現状では、なかなか安定的な政権は望めない。
米国との関税交渉も出来ず、まともな成長戦略も実行に移せない。
ただ減税して物価が上がってスタグフレーションになって終わり。
それが現状のメインシナリオかなと思います。
為替が大幅に円安に振れる状況が続くなら、輸出企業にとっては追い風なので株式投資的には良いのかもしれませんが。
ただ、日本国債が格下げされるなんてことになれば、そうも言ってられない気もしますが。
…あぁ、だめだ。
書き出したら止まらないw
中途半端ですが、今日はここまでにします。
また機会があれば政治について語ることもあるでしょう。
最後に今の僕が考えていることを簡単に書いておきます。
・日本は排外主義を取るほど外国人を受け入れてない。特に難民にはあまりにも厳しい。
・日本経済の問題は需要ではなく供給サイドにある。
必要なのは減税や給付ではなく、労働市場改革と規制緩和。
はい、以上です。
長文で失礼いたしました。
ありがとうございます。