こんばんは、白蜜(しろみつ)です。
経済政策に対する最近の議論を聞いていて違和感を感じることが多いです。
ここ数年間のインフレの原因は需要(デマンドプル)ではなく供給(コストプッシュ)にあります。
…と言っても、直近のデータ(前年同月比)では
総合で3.7%
コアCPIやコアコアCPIでは3%弱
このレベルなら政策対応は不要だというのが僕の考え。
やるとしても貧困層に対しての現金給付のみ。
さて…そんなインフレの現状において、最近は減税や現金給付、または社会保険料の引き下げなどが頻繁に報道されています。
果たしてそれでコストプッシュインフレが収まるのでしょうか。
僕の目にはインフレが加速する未来しか見えません。
現状において正しい対策はサプライサイドの強靭化。
研究開発や新たな産業の育成、労働市場改革などです。
もちろん一朝一夕に結果が出るものではないですが、それが王道のやり方だと思います。
ガソリンに対する補助金として、これまで約8兆円が投入されたようですが、その半分を研究開発投資に充てていたら。
半導体や再エネを育成していたら。
あるいは、国内の老朽化したインフラ更新に充てていたら。
国民が数年間頑張るだけで今とは全く違う社会になっていたでしょう。
バラマキを主張している国民民主党やれいわ新選組が最近は人気ですが、彼らが躍進することで国民の労働意欲を削いでいる気がしてなりません。
米国発の不況の連鎖がほぼ確実視されている現状ですが、日本は外部環境に一喜一憂せず成長に向けた努力を続けることが大切だと思います。
簡単ですが、本日は以上です。
トランプ氏の話はまたいずれ。
ありがとうございます。