最初は遠くから見ているだけで満足だった。
もう一歩、近づいてみたい。
もう少しだけ近くで見てみたい。
近づけば近づくほど、もっともっと近づきたくなる。
近づけば近づくほど、もっともっと苦しくなる。
相反する2つの思いが身体に充満していく。
そして…これ以上近づけなくなった時に僕は死んでしまうのだろう。
僕が死んでしまっても、あなたは気付かない。
僕が死んでしまっても、あなたは幸せな人生を送る。
それでいい。
それがいい。
あなたの幸せが僕の幸せだから。
ありがとう。
そして、ありがとう。