こんばんは、白蜜(しろみつ)です。
今回はワークマンのことについて1点だけ述べます。
先日、1月の月次報告がありました。
全店売上が106%となりました。結構寒い日が続いた割にはあまり数字が伸びなかった印象です。ワークマン側のコメントとしては「好調だったが、前年も好調だったので伸び率があまり高くならなかった」ということらしい。
まぁ、月次の成績は別にいいんです。好調だった前年を上回っている訳ですから特に問題はありません。
だが、最後の一文がいただけない。
「なお、月末のPOSレジトラブルにより、既存店前年同月比は非開示とさせていただきます。 」
システムトラブルは仕方ない。月末にトラブルが発生することもあるでしょう。しかし非開示はよくない。
トラブル内容が非常に深刻でデータ復旧が不可であり既存店の前年同期比を算出することができないのならば、トラブルの内容を可能な限り詳しく説明するべきです。そして今後このようなトラブルが起こらないような対策を取る旨を明言する必要があります。
そのような大きなトラブルを起こしたシステムベンダーの責任問題でもあります。
そして株式市場に上場している以上はたとえ時間がかかったとしても既存店の前年同期比も開示すべき。そうしないと来年の1月も既存店の前年同期比データが開示できないということになります。
既存店のデータを開示することができないのか、開示しないのか。その違いは大きい。
株式市場と真剣に向き合う意思があるのかどうか。その点が問われています。株価の動きを見る限り大きなショックにはなっていません。もしかしたら大口の機関投資家にはトラブル内容についての説明があったのかもしれませんね。しかし、それ以外の投資家もたくさんいるわけなので、ここはぜひ誠意を示して説明をしてもらいたいと思います。
ワークマンという企業は良質な製品を安価で提供していますし、FC加盟者が疲弊しないように着実で安定的な成長を志向しているという点も僕は高く評価しています。
足元では成長鈍化と見做されて冴えない株価となっていますが、長期的にはこういう企業こそ報われてほしいと思っています。
だからこそ、長期的に成長を続けてほしいからこそ、市場に対する説明責任はきっちりと果たして市場から正当な評価を受けることができるように、やるべきことをしっかりとやってほしいと思います。
まもなく3Q の決算発表が予定されています。
ホルダーとして期待して待っています。
がんばれ、ワークマン!
本日は以上です。